大分県立海洋科学高校の実習船が臼杵港の沖合で座礁した事故で大分海上保安部は17日、船体の調査などを再開し原因を調べています。

16日午後4時ごろ、県立海洋科学高校の実習船「翔洋丸」が臼杵港の沖合およそ400メートルで座礁しました。船では海技士の国家資格の取得を目指し、香川の海洋高校と合同で操舵の実習をしていて、学生31人や教員など56人が乗っていましたが、けが人はいませんでした。また船体にも浸水などは見られませんでした。

(県立海洋科学高・堤進教頭)「(学生は)比較的落ち着いているという話を聞いております。安全第一が最優先ですので、もし何かちょっと問題があってもそこは何か別の手を協議して考えていきたいと思う」

大分海上保安部は船体の調査などを再開して事故の原因を調べる一方、「翔洋丸」では乗船したままできる範囲の実習を継続しています。