海上保安庁の小型飛行機が不時着した大分県宇佐市の畑で15日、機体の撤去作業が始まりました。
この事故は4月18日、訓練飛行していた海上保安学校の小型機が宇佐市松崎の麦畑に不時着したもので、搭乗していた2人が軽いけがをしました。機体の損傷が大きいことから国土交通省は「航空事故」と認定し原因を調べています。

事故からおよそ1か月を迎えた15日朝、海上保安庁や運輸安全委員会の関係者が立会いのもと、機体をクレーンで上下反転させる作業にとりかかりました。海上保安庁によりますと、機体は反転させたあと翼と胴体に分解し、フォークリフトでトレーラーなどに乗せ、海上保安庁の北九州航空基地に運ぶ予定だということです。