夏山シーズンの到来です。大分県と宮崎県にまたがる祖母山で3日山開きが行われ、多くの登山客でにぎわいました。新緑に包まれる山道をOBSのカメラマンが歩き、美しい花々や絶景など初夏の山の魅力をリポートします。

(佐藤慶太カメラマン)「午前6時の祖母山の神原登山口です。早朝ですが、たくさんの車が並んでいます」

東京や石川など県外からも多くの登山客が訪れた祖母山の山開き。竹田市側の登山口では記念品として特製のバンダナが配られました。

祖母山は標高1756メートル、日本百名山に選ばれています。初夏を迎えた山は新緑があふれ、豊かな自然が広がります。

5合目ではスーパーボランティアとして全国的に一躍有名となった尾畠春夫さんにあいました。登山客の写真撮影のリクエストにも気軽に応じ、人気は相変わらずです。

ここからさらに登っていくと、途中には絶滅危惧種に指定されているヤマシャクヤクが…。このほかシャクナゲやアケボノツツジなど希少な花々と出会えます。祖母山頂から望む絶景。阿蘇山やくじゅう連山など一大パノラマが広がります。

(登山客)「すごくきつかったが、この場所に着いた瞬間、登ってよかったと思った」「綺麗な花もあったし、滝の水もものすごく綺麗だった。また登りたい」

6月の初旬にはくじゅう山の山開きも予定され、本格的な登山シーズンがやってきます。