(井口キャスター)「統一地方選を取材している安部記者の解説です。いよいよ9日に迫った大分県知事選の投開票、選挙戦終盤も戦い方に違いあるようですね。
(安部記者)「安達さんは一貫して草の根、ほぼどぶ板とも言える選挙戦を展開しています。一方で、SNSでの発信にも力を入れていて、中にはツイッターで閲覧数が1万回を超えている投稿も見受けられます。こうした安達陣営のネット戦略がどのように票となって表れるのか注目したいところです」
(井口)「一方、佐藤さんは自民・公明、経済団体が主体となった組織戦ですね」
(安部)「佐藤さんはマスコミ各社の報道で序盤からリードが伝えられていて、陣営は選対のゆるみと票の上滑りを最も警戒しています。また、連合大分の会長から、想定を上回る自民党色と指摘されています。幅広い支持を得るため、政党色を薄めるのに必死です」
(井口)「そして、県知事選と同時に実施されるのが県議会議員選挙です。すでに佐伯市、津久見市、由布市、豊後大野市、国東市・姫島村、日出町、玖珠郡の7つの選挙区で無投票当選が確定。選挙戦となった9選挙区の32議席を候補者総勢50人で争う形となりました」
(安部)「大分市では定数13に対し、過去最多の22人が出馬する大激戦となっています。そしてこちらが現在の県議会の会派ごとの議席数です。自民会派が20人、野党系の県民クラブが14人、公明党が3人、日本共産党が2人、一人会派が3人となっています。このうち自民会派は単独過半数を上回る25人まで増やすことを目標に党勢拡大を狙っています」
(井口)「大分県知事選挙と県議会議員選挙はあさって9日、投票が行われ、即日開票されます」