大分県内でことし起きたニュースをお伝えする「回顧2022」。社会情勢が激変した「政治・経済」の一年を振り返ります。

●今年2月24日に始まったロシアによるウクライナ侵攻。戦火を逃れてきたウクライナの人たちのため、大分でも支援の輪が広がりました。

●不安定な国際情勢の影響もあり、値上げラッシュの1年でした。10円でおなじみのうまい棒もあしたからは12円になりました。

●地域経済の回復を目的に県内各地で発行されたプレミアム付き商品券。佐伯市では今年5月、1人に対して446万円分の商品券を販売していたという、ずさんな対応が発覚しました。

●7月に行われた参院選。過去最多の6人が立候補した大分選挙区では自民党新人の古庄玄知さんが初当選。18年ぶりに与党が議席を奪還しました

●参院選期間中の7月8日、安倍元総理が凶弾に倒れました。世論を二分したまま執り行われた国葬(9月27日)には県内から広瀬知事や国会議員らが参列しました。

●銃撃事件に端を発した政治家と旧統一教会を巡る問題が浮上。県関係では自民党の岩屋毅衆議院議員や衛藤晟一参議院議員、大分市の佐藤樹一郎市長が関連団体と関係があったことが判明。3人はいずれも「関連団体という認識はなかった」と説明しました。

●10月4日、広瀬知事が次の県知事選に出馬せず、引退することを表明。5期20年に及んだ広瀬県政が終わり、新たな時代を迎えようとしています。

●現職の引退表明によって「ポスト広瀬」の動きも一気に加速。これまでに安達澄参議院議員と佐藤樹一郎大分市長が出馬を表明しています。県知事選を模索していた足立信也元参議院議員は大分市長選への出馬を表明しました。

●アジア初となる水平型宇宙港の計画に加えて、宇宙往還機が大分空港に着陸する新たなプランも浮上しました。

●ホーバーの旅客ターミナルが着工(10月10日)。来年度から運航が開始されます。

●8月3日、星野リゾートが県内3か所目となる「界 由布院」をオープン。

動の社会情勢でネガティブなニュースも多かった大分の政治・経済。来年こそは明るい話題で始まることを願ってやみません。