今回の大規模火災では避難した人たちの健康悪化など長引きつつある避難生活での課題が浮かび上がっています。

「もうきつい、体が弱くなっている」

佐賀関市民センター内に設置された避難所には21日午前7時の時点で73世帯113人が身を寄せています。避難者の数は最大時よりは(18日23時時点121世帯180人)減っているものの、依然として多くの人が避難除での生活を余儀なくされています。

(避難した人)「本当は早く帰りたいんですけど、3日ほど寝れてないから」「もうきつい、最初の頃より体が弱くなっている」

避難所では10の支援団体が活動を行い、要望が上がっていた衣類や下着の供給も行われました。間仕切りテントには段ボールベッドも配置され、生活環境の改善が進められています。

物資などの支援は拡充されつつありますが、避難生活の長期化により体や心への影響が懸念されています。県薬剤師会や空飛ぶ検索医療団などが相談に対応していますが、21日までに3人が発熱や下痢などの体調不良を訴えました。