冬の全国大会に出場する高校生にスポットライトを当てていますが、15日は堅守速攻でウインターカップに挑む大分高校の女子バスケットボール部です。
(岐津桜華キャプテン)「今課題としている留学生のディフェンスをもっと激しく、迫力のあるバスケットができるようにしましょう、お願いします」
2018年に創部し、去年に続き2回目のウィンターカップに挑む大分高校女子バスケ部は10月末の大分県予選決勝では中津北に101―48と攻守に圧倒して優勝を決めました。
(岐津桜華キャプテン)「自分たちの持ち味のスピードとパスワークを意識して、試合を展開できたと思います。ウィンターカップが近づいてきているのでみんなでテンション上げて練習することを心がけています」
メンバーの大半が大分中学からのチームメイト、磨き上げた連携の中心を担うのが司令塔の梶西未知選手。的確なパスで多彩な攻撃へのスイッチを入れ得点につなげます。
(梶西未知選手)「身長が低いのでディフェンスで流れを作って、速いスピードで攻めるのがチームのスタイルだと思います。自分が得意としているドライブとアシストでチームのみんなを引っ張って25得点、20アシストしたいと思います」
(楠本哲二監督)「ジャンプしてとれ、一瞬なら一瞬なら勝てる。一瞬やけど飛んだら届く」
県内にはいない留学生を擁する相手と戦う全国大会に向け、高さへの対策として守備のプレッシャーや奪いどころを入念に強化しています。攻撃では高い相手に内側を固められないように3ポイントシュートをさらに強化し、外につり出す狙いです。
カギを握るのが身長170センチの渡辺亜衣選手です。
(渡辺亜衣選手)「留学生に自分はマッチアップされるので、そのときに3ポイントを多く打って、(守備では)自分から声出して他の人にも助けてもらいながら留学生を抑えていこうと思っています」
中学から同じメンバーで目指してきた全国の舞台、築き上げてきた連携と絆を発揮しようと士気も高まっています。
(岐津桜華キャプテン)「楽しみです。まず1勝目指して、2回戦勝って、3回戦の薫英、強豪校なんですけどそこに当たれるように頑張ります」
(渡辺亜衣選手)「(中学1年生から)6年間ずっと一緒にやってきたので最後はみんなで自分たちらしいバスケットが出来たら良いなと思ってます」
ウィンターカップは今月23日に開幕。大分高校は初日の1回戦でナイジェリアからの留学生を擁する岡山の倉敷翠松と対戦します。