この冬一番の寒気が到来。大分県内は6日明け方にかけて警報級の大雪となるおそれがあり、交通障害や農作物の管理に警戒が必要です。
5日の県内は北部や西部を中心に断続的に雪が降っていて、午前9時現在で中津市では7センチ、日田市で2センチの積雪が観測されました。
中津警察署によりますと、市内では5日午後5時頃までに雪による車の事故が8件発生したということです

(中津市で)「路面が凍っているので滑り滑り行きます」「毎年ちょっと降るイメージがありますけど今年はすごい」
(通勤客)「職場が宇佐なのでどうしましょう。電車で行くか…」
中津市と宇佐市、玖珠町ではすべての小中学校が臨時休校に。県内全体の公立学校の休校数は98校にのぼりました。
雪の影響もさることながら、県内全域が厳しい寒さに見舞われました。
5日朝の最低気温は玖珠町がマイナス5.1度、竹田市がマイナス4.7度で、大分市以外の全域で氷点下に達しました。さらに、由布市湯布院町では日中の最高気温も0.1度までしか上がらず。「真冬日」一歩手前の寒さに観光客も震えながら散策していました。

(観光客)「びっくりです。こんなに寒いとは思いませんでした。九州なのに」「ここまで降るのは見ないので、東京では」「防寒具がまったくないので、なんとかしようという感じで」
県内は6日明け方にかけて大雪のおそれがあり、同じ所で降り続けば警報級となる可能性があります。6日午後6時までの24時間降雪量は山地で5センチから10センチ、平地で1センチから5センチと予想されています。
また、7日から再び強い寒気の流入が予想され、山地を中心に大雪となる可能性があります。引き続き積雪による交通障害や農作物の管理に警戒が必要です。