大分県豊後高田市の天念寺で千年以上続く伝統行事、修正鬼会が4日夜行われ、参拝者が無病息災を祈願しました。

天念寺の修正鬼会は六郷満山文化を象徴する伝統行事の一つで、国の重要無形民俗文化財に指定されています。寺では長さ4メートルの松明を互いにぶつけ合い、火花を散らします。

天念寺(豊後高田市)

このあと2人の僧侶が香水棒を持ち舞を踊ります。そして最も熱気を帯びるのが災払鬼と荒鬼の荒々しい演武に続いて行われる「鬼の目餅撒き」です。

鬼の目と呼ばれる大きな餅を拾った人は縁起が良いとされます。最後に鬼が松明で参拝者の背中などを叩き、1年の無病息災を祈願しました。