2月14日はバレンタインデーです。大分市のデパートでは多くの人で売り場が賑わう中、カカオの高騰で商品に変化も見られています。
今年もバレンタインデーの季節がやってきました。大分市のトキハ本店の特設売り場にはふだん取り扱いのない国内外のブランドの商品が並んでいます。

和をモチーフにした新登場のナカムラチョコレートや、塩キャラメルをチョコレートで包んだものなどおよそ1000点が彩る中、今年はいつもと違いある異変が。
(トキハ本店 食品担当・長野華月さん)「カカオが高騰しているので例年より10%ほど値上がりしているブランドさんがあって」
背景には天候不順による不作と歴史的な円安によるカカオショックがあります。カカオの市場価格はこの2年間で4倍以上に跳ね上がっています。その影響はことしのバレンタイン商戦にも。

(広島大学・佐藤清隆名誉教授)「豆が足らず豆の争奪戦が起きているので、カカオ豆を使うにしてもおいしさは保ったまま。それでチョコレートの使用量を減らすとそういう工夫をされていますね」
カカオ高騰の影響を受けて各ブランドではチョコレートを使ったマカロンなど焼き菓子の割合が増えていると言います。

今年のバレンタインもうひとつある特徴が…。
(長野華月さん)「ことしは特に男性だけで来られるお客様がすごく増えていて」
(男性)「2歳の子と0歳の子育てをしてくれていまして、家で待ってくれているので、いつもありがとうと思いまして」「男性だってご褒美欲しい。女性からもらったらもっとうれしい」
(長野華月さん)「女性だけでなく男性のお客さまにも大切な方と一緒に召し上がっていただくチョコレートとか、自分用のチョコレートをお楽しみいただけたらと思います」
トキハ本店ではショコラコレクションを14日まで開催していて、客足のピークは8日とみています。