1月28日に埼玉県で発生した大規模な道路陥没を受け、大分市で下水道管の緊急点検が始まりました。
埼玉県八潮市で道路が陥没してトラックが転落した事故をめぐり、国は大型の下水道管を管理する7都府県に緊急点検を要請しました。
(高橋宏明記者)「大分市宮崎では交通量の多い国道の下を通る水道管に異常がないか、点検作業が始まっています」
大分は要請の対象外ですが、大分市は31日、独自の取り組みとして耐用年数の50年を過ぎていて幹線道路の付近にある下水道管2か所の緊急点検を実施しました。

上下水道局の職員と市から委託を受けた業者が水量に異常がないか確認するとともに、水道管内に腐食や亀裂がないか専用のカメラを使って撮影しました。
(大分市上下水道局・東海林正光参事補)「市民生活への影響が大きいところを選定し、重点的にピックアップして効率的に点検を進めていきたい」
市が管理する下水道管の総延長距離は約2000キロあり、このうち耐用年数の50年を過ぎた99キロを優先的に点検する方針です。