将棋の藤井聡太七冠が防衛を目指す名人戦七番勝負の第4局が、今年5月に宇佐神宮で行われることが発表されました。

日本将棋連盟は第83期名人戦七番勝負の日程を公表しました。このうち第4局は宇佐神宮で5月17日と18日に行われます。

(中島三奈記者)「宇佐神宮内にある勅使斎館です。この中にある10畳ほどの書院造りの和室の中で対局が行われるということです」

対局会場となる「斎館」は10年に一度、天皇陛下の使いとして訪れる「勅使」が宿泊する場所です。宇佐神宮では2020年に名人戦第2局が行われる予定でしたが、コロナ禍で見送りに。その後、創建1300年記念事業の一環として宇佐商工会議所が中心となって委員会を立ち上げ誘致を進めていました。

大分県内では去年5月にも別府市で名人戦があり、藤井七冠の対局や勝負めしで盛り上がりました。

(宇佐市民)「本当に名誉なことでうれしい限りです」「私も少し将棋に興味を持つようになるかと思います」「今年は宇佐神宮も1300年祭なのでうれしいことが重なり、とてもいい」

藤井七冠の防衛がかかった名人戦は、先に4勝した方がタイトル獲得となります。創建1300年にふさわしい厳かな雰囲気の中での対局は全国の話題を呼びそうです。