2023年11月、ホーバークラフトが訓練初日に大分空港の護岸に衝突した事故について、国の運輸安全委員会は、護岸に接近して航行中に風の影響を受けたことが原因と公表しました。

この事故は2023年11月ホーバークラフトの1番船「Baien」が操縦訓練初日の朝、大分空港の護岸に衝突したもので船体の一部が破損しました。

2023年11月8日(大分空港)

運輸安全委員会が現場や船の状況、関係者からの聴き取りをして調査した結果、原因について30日、進路変更をせずに空港側の進入路中央へ直進しようと護岸に接近して航行する中、風の影響を受けて衝突したと考えられると公表しました。

その上で、当初の開業予定に向けて、船長が短い期間の中でプレッシャーを感じながら訓練を開始していたことを指摘し、また、GPSやレーダーの画面が操縦席から見にくい状況で船長の負担を軽減する対策が講じられていなかったことも指摘しました。