生成AIの技術を観光案内や交通情報の提供に活用しようと、大分バスがシステムの実証実験を28日から開始しました。

(加賀其記者)「今回設置されたAIガイドシステムです。アバターが大分の観光地や交通情報を教えてくれます」

大分市の大分バス総合案内所に設置されたAI案内システム、その名も「ガイドロイド」。この実証実験は大分バスが交通観光業の人手不足解消を図ろうと始めたものです。

ガイドロイドには生成AIが搭載され、画面上で3Dキャラクターが大分の観光地を紹介したり、情報を提供したりします。

(ガイドロイド)「子ども連れならうみたまごがおすすめだよ。大分市の水族館でイルカのショーや触れる体験もできて、子どもも大喜びだと思うよ」

リモート操作による観光案内や外国語の自動翻訳もできます。国内外に大分の魅力を発信するため実用化を目指します。

(大分バス新規事業推進室 三澤啓二室長)「オーバーツーリズムでなかなか現場でおもてなしが上手くできない状況が続いています。ガイドロイドシステムを広く波及することができればと思っています」

実証実験は3月末まで行われ、大分バスはガイドロイドを観光施設に設置して利用状況などを確認する予定です。