大分県内で初めてとなる日英共同訓練「ヴィジラント・アイルズ」が日出生台演習場で始まりました。一方、現地では訓練の中止を求める抗議活動も行われました。
訓練の開始式には陸上自衛隊とイギリス陸軍からおよそ180人が参加しました。式ではロバート・アーター大佐が共同訓練の意義を強調しました。
(イギリス陸軍・ロバート・アーター大佐)「我々はこの広場に同志国として整列しており、訓練終了時には友人として肩を並べることを期待する」

日英共同訓練「ヴィジラント・アイルズ」は離島防衛を目的に2018年から実施され、大分県内で行われるのは初めてです。今回は陸上自衛隊700人とイギリス陸軍100人が参加。実弾射撃や空中輸送で部隊を展開するヘリボーン訓練などが予定されています。
一方、ゲート前では住民や市民団体のメンバーが抗議活動を行い、九州防衛局の担当者に訓練の中止を求める要望書を提出しました。

(ローカルネット大分・日出生台 浦田龍次事務局長)「僕らの暮らしが不安や危険な状況でも我慢しなければいけないということではないと思うので、約束事として決められたことはきちんと守っていく中でやってほしい」
日英共同訓練は16日から本格的に始まり、日出生台演習場のほか、別府市の十文字原演習場など合計3か所で26日まで実施されます。