13日夜起きた地震では気象庁が南海トラフ巨大地震との関連を調査する臨時情報を発表しました。これはどのような情報なのか、改めてお伝えします。

「南海トラフ地震臨時情報」は東海沖から九州沖にかけての想定震源域でマグニチュード6.8以上の地震やひずみ計の変化などが観測された場合に発表されます。

気象庁では地震の専門家らが集まり、南海トラフ巨大地震が発生する可能性が高まっていないかを評価します。そして最短2時間で次の3通りの評価結果が発表されます。

ひとつが「巨大地震警戒」。想定震源域の東か西でマグニチュード8以上の巨大地震が発生した場合はいわゆる「半割れ」のケースとなり、もう片方でも巨大地震が発生する可能性が高まります。

もうひとつが、「巨大地震注意」。マグニチュード7以上8未満の地震が発生する「一部割れ」や通常とは異なる「ゆっくりすべり」が観測された場合に発表されます。

いずれも、あてはまらない場合は「調査終了」となります。