13日夜発生した宮崎県・日向灘を震源とする強い地震で、大分県内では最大震度4を観測。2024年8月に続き2回目となる南海トラフ地震臨時情報が発表されました。
(大分市内で)「結構長くて横揺れだったので怖かったです」「横に電車が動くみたいな感じで結構動いたんで怖いなって」

13日午後9時19分頃、日向灘を震源とする強い地震がありました。県内では大分市、佐伯市などで震度4を観測。佐伯市では50代の男性が自宅の階段から転落し足にけがをしました。
地震を受けて気象庁は2024年8月以来2回目となる南海トラフ地震臨時情報を発表し調査を開始。その結果…。
(気象庁会見)「南海トラフ地震の発生可能性が平常時と比べて相対的に高まったと考えられる現象ではなかった」

気象庁は「調査終了」を発表しました。
(大分大学減災・復興デザイン教育研究センター・鶴成悦久センター長)「縦揺れよりは横揺れの成分が非常に高かったということで、およそ1分間ぐらい続いたのではないかということが波形から見えてきます」

県内の地震観測データを分析する大分大学の鶴成センター長は「南海トラフ地震の脅威が低くなったわけではない」と警鐘を鳴らします。

(鶴成悦久センター長)「能登半島地震から1年、阪神淡路からも30年地震がいつ来てもおかしくない中で、家具の転倒防止とかしていなかった人たち、あるいは備えをしていなかった事を考えていくと改めてもう一度地震への備えを気を付けてもらいたい」