大分県の日出生台演習場でのアメリカ海兵隊による実弾射撃訓練が2月27日から11日間、過去最大規模のおよそ430人が参加して行われることがわかりました。
14日は九州防衛局の中辻綾太企画部長らが県と地元1市2町でつくる「四者協」に日出生台演習場でのアメリカ海兵隊による実弾射撃訓練の概要を伝えました。
訓練は2月27日から3月9日まで11日間実施。支援部隊を含めて参加人数はおよそ430人、車両およそ110両、155ミリりゅう弾砲10門が使用されます。訓練は2022年4月以来16回目で、前回のおよそ320人を上回る過去最大規模となります。

(九州防衛局・中辻綾太企画部長)「人数が増えれば一般的に不安や懸念が少ないよりは大きくなるというご指摘もあるかと思うので、我々は地元の方に丁寧に説明をする」
射撃部隊の参加人数は日米合意や地元との協定で「およそ300人強」が上限となっています。九州防衛局は「この範囲内でルールを守っている」と説明しています。一方、四者協では今後九州防衛局に対して、協定の遵守や情報開示などを要請する方針です。