今や社会問題となっている詐欺の被害について、去年1年間、大分県内で発生した特殊詐欺とSNS型投資・ロマンス詐欺の被害額が23億円を超え、過去最多となったことがわかりました。
県警によりますと、2024年1年間県内で発生した特殊詐欺とSNS型投資・ロマンス詐欺の被害は559件。被害総額は23億4921万円にのぼりました。これは被害件数・被害額いずれも過去最多です。
特殊詐欺の被害は去年と比べて74件多い280件。被害額は4億円増えておよそ7億3600万円でした。特に、警察官をかたるオレオレ詐欺が大幅に増加しています。
また、SNS型投資・ロマンス詐欺の被害は279件で、被害額はおよそ16億1200万円です。
県警は金融機関などと連携して水際対策を強化するとともに、現金を振り込む前に家族や知人、警察に相談するなど注意するよう呼びかけています。