インフルエンザが猛威を振るっています。報告された患者の7割が15歳未満と子どもの感染が目立つ中、3学期がスタート。小児科では警戒感を強めています。
大分市内の小児科では9日も多くの発熱者の診療にあたっていました。年末に急増したインフルエンザの患者数はやや落ち着きを見せていて、現在は発熱者のうち5割から6割程度が陽性ということです。

(あんどう小児科・安藤昭和院長)「年末から急にA型インフルエンザが増えてきていて、あまり過去に経験したことがないくらいの急激な立ち上がりで増えている。コロナ以前の流行パターンに戻って、しかも大きなピークが来たという印象が今シーズンはあります」
県内では過去に例のない勢いで猛威を振るっているインフルエンザ。1医療機関あたりの患者数は初めて100人を超えて、全国ワーストの感染状況に。全国平均を大きく上回っています。
(安藤昭和院長)「咳止めがなくなったり抗生物質も一部手に入りにくいとか風邪の治療やアレルギーの治療に使うような薬が非常に入手困難に一部なっています。救急患者を診る病院の先生方はかなり疲弊しているので、救急病院がパンクしないように配慮しながら協力していく必要がある」
報告された患者の7割が15歳未満と子どもの感染が目立つ中で3学期がスタート。新型コロナの患者数も増加傾向にあることから、基本的な感染予防策を呼びかけています。