大分県佐伯市の大入島で自動運転バスの実証運行が9日から始まるのを前に、8日、市の関係者らによる体験乗車会が行われました。

この実験はバス運転手の高齢化や成り手不足によるバス路線の廃止を防ごうと佐伯市などが企画しました。

佐伯市大入島

8日は市の関係者およそ30人が出席して運行開始式と体験乗車会が行われ、乗り心地を確かめました。9日からの実験期間中は島内を走るコミュニティバスの代わりに7人乗りの自動運転カートが一日3往復運行します。運賃は無料で土日祝日は予約が必要です。

(大入島・増永孝光区長)「車を持っていない高齢者は本当に喜ぶんじゃないかと思う」

(佐伯市地域振興課・成松重雄課長)「まだ運転手が介入しないといけない状況だが、3年後を目途に完全自動運転を目指していきたい」

佐伯市は結果をもとに実験を重ね2027年度を目途に完全な自動運転バスの稼働開始を目指しています。