大分市と大分空港を結ぶホーバークラフトの定期便について、25日、運航会社はこれまで目指していた年内の就航を断念することを発表しました。

(大分第一ホーバードライブ・小田典史社長)「万全な準備ができたところで空港アクセスの就航をしていきたい」

小田典史社長

運航会社の大分第一ホーバートライブは25日の会見で、これまで目指していた定期便の年内就航を断念することを明らかにしました。

ホーバークラフトについては、11月末に就航した周遊便が天候の影響で予定の半分にあたる16便の運航にとどまっています。これを受けて運航会社では定期便の就航に向けて運航実績をさらに重ね、安全確保を目指す考えを示しました。

(小田典史社長)「安全、あとは公共交通機関としての利便性というバランスを見ながら運航につなげていけたら」

定期便の運航開始の時期は現時点で未定です。

一方、周遊便の利用者数はのべ1250人あまりで、運航会社は高齢者などに配慮したサービス改善を進めるとしています。

佐藤知事は「安全運航を第一に、万全の体制で定期航路運航開始の日を迎えられるようしっかりと取りくんでいただきたいと考えている」とコメントしています。