大分県警が直接、警察犬を飼育・管理するための新しい施設が完成し、18日披露されました。
大分市高江西にある県警の鑑識科学センター内に10月に完成したのは警察犬の犬舎です。

警察犬には飼育や管理、訓練を警察が行う「直轄警察犬」と民間の人が担う「嘱託警察犬」があります。県警ではこれまで嘱託警察犬が犯罪捜査や捜索活動を行っていました。
嘱託警察犬を巡っては指導者の高齢化や危険な現場での活動が課題となっていました。これを受けて県警は初めて直轄警察犬としてシェパードのアロー号と、ラブラドル・レトリバーのロッキー号の2匹を導入しました。2匹はすでに県警鑑識課が訓練を行っています。直轄警察犬は大分を含めて29の都道府県の警察で活動しています。

(県警鑑識課 警察犬係・三重野剛是巡査長)「まだ現場で活躍するという段階ではないが、いち早くそれができるようにステップアップして頑張っていきたい。警察犬の活躍の場が広まるように出来ればと思う」
県警では直轄と嘱託、両方の警察犬を活用することで、迅速な初動捜査を目指しています。