災害時の避難道路としての活用も期待
今回、開通する区間は災害時における緊急道路としての役割も期待されています。去年7月、大分県に甚大な被害をもたらした豪雨災害で、中津市本耶馬渓町では幹線道路の国道212号が複数の区間で通行止めになりました。う回路の混雑もあり、住民生活に影響が出ました。
(地域の住民)「ひとつの道が閉ざされると逃げる道がないし、河川沿いを通る、国道212号しかないので、不安になります。上流部から中津市の中心部に抜ける道があると助かるし、安心ですね」

2月18日に行われた記念イベントでは、開通前の道路を住民らが自転車で走り、笑顔が広がりました。全線が開通する時期の見通しはたっていませんが、新たな区間が完成していくことで、市や沿線の住民は産業振興や人流の創出などの効果に期待を寄せています。