大分市は米良川の一部で国の指針値を超える有機フッ素化合物「PFAS」が検出されたと発表しました。水道水への影響はありません。

有機フッ素化合物「PFAS」のうち「PFOS」と「PFOA」の2つの物質は有害性が指摘されていて、水1リットルあたり50ナノグラムとする指針値が定められています。

大分市によりますと片島地区にある一部の廃棄物最終処分場の処理水などからPFASが検出されたことを受け、7月と8月に周辺の米良川で調査を行いました。

9地点を調べた結果、4つの地点で指針値を上回るPFASが検出されました。最大でおよそ6倍に達しています。米良川には取水口がないため、水道水への影響はありません。

大分市は廃棄物最終処分場に対して、PFASの除去を依頼し、すでに開始されているということです。また今後、周辺の地下水についても調査を行う方針です。