大分市内にある親族のマンションの部屋を自分が所有していると偽り、去年5月、売却代金として自営業の男性から現金550万円をだまし取った疑いで、福岡県に住む46歳の男が逮捕されました。

詐欺の疑いで逮捕されたのは、福岡県北九州市若松区に住む会社員の男(46)です。

警察によりますと、男は去年5月上旬、親族が所有する大分市のマンションの一室が、自分に処分権限があるかのように装い、「550万円で売る」と国東市の男性(61)に持ちかけました。そして、5月17日までに2回に分けて現金550万円をだまし取った疑いが持たれています。

男性は現金を渡したものの、マンションの所有権が移らないことを不審に思い、去年8月警察に相談。警察は男性やマンションを所有する親族から話をきくなどして捜査を進め、容疑が固まったため、男を逮捕しました。

2人は知り合いということです。

警察は捜査に支障があるとして男の認否を明らかにしておらず、余罪や動機などについて調べることにしています。