長崎県地域振興部交通政策課坂口裕介係長:
「3000m級の滑走路を有しておりまして、大型航空機の離発着がしやすいなど、元々運用時間延長に向けたポテンシャルを秘めている空港となっております。
『24時間空港』の看板をもって、国内線・国際線の誘致に取り組むことによって、多くのインバウンドを含め、利用者の方に長崎に来ていただいて、それを『地域経済の活性化に繋げる』ということを目標に取り組んでおります。」

空港24時間化のメリットは

【住】24時間化によって、空港が賑わうと『地域経済の活性化に繋がる』ということですが、具体的にはどんな効果が期待できるのでしょうか?

【平】離着陸の時間的な制約がなくなるため、利用者や航空会社の様々なニーズに応え易くなり、その結果『便が多くなる』ことが考えられます。
そして、多くの便が就航することで、空港側は『着陸料』や『ビル使用料』での収益があがりますし、人や物が集まると、『地域経済が潤う』という利点があります。

【住】今月末から長崎と上海を結ぶ中国東方航空の定期便も再開されます。24時間化は、インバウンド客の取り込みにもプラスに働きそうですか?
【平】インバウンド客など『旅客』の取り込みもそうですが、『貨物の取り扱い』も24時間化の鍵になると思います。
日本で24時間化されている空港は
・新千歳空港
・東京国際空港(羽田空港)
・関西国際空港
・中部国際空港
・北九州空港
・那覇空港の6つです。
このうち海上空港は、関西国際空港、中部国際空港 と 北九州空港です。