■ なかなか来なかった返事
優梨花さん「どうしたのかなぁっていう心配もあった」
ようやく届いた馬場さんからの手紙には、長年、隣に住んでいた弟が引っ越すことになった近況が綴られていました。

馬場さんからの手紙:
『20年くらい となりどうしで ひとりぐらしをしている 81さいのおとうとが、とうとう いえをせいりして、はいきにある ろうじんしせつに入ることをきめ、3月にひっこしすることです ちょっとかなしいです』

優梨花さん「自分のことで考えると、(妹の)優希菜が遠い施設に入るっていうことで…私も悲しくなって。(馬場さんに)悩み事があったら、なんでも解決してあげたいっていう気持ちが溢れ出してきた」
優梨花さんからの手紙:
『ひろこさんへ 弟さんが、しせつに入ってさみしいですね さみしくなったらお手紙に書いてくださいね』

馬場さん「私、大泣きしてしまったんですけど。ほんと優しい優梨花さんの気持ちっていうのが、ほんとに有難かったですね。」
81歳差の文通相手。


優梨花さん「家族みたいに大切な人だと思っています。ずっと元気でいてほしい」
馬場さん「(人生の)最後を飾る──そんな感じをプレゼントしてもらったかな。宝物です」

人との関りが失われたコロナ禍に思いがけず始まった文通。
2年の時を経て気持ちが通い合い、特別な温もりを送り合っています。
(スタジオ 昨年2月に逢った時の写真)

去年2月に一度だけ顔を合わせた馬場さんと、優梨花さん・優希菜さん姉妹です。
お花が好きな馬場さんにと、優梨花さんが花柄のマスクを手作りしてプレゼントしたそうです。