片手で持てるほど小さく、簡単に持ち運ぶことができる『ミニ盆栽』は、いま、首都圏などでブームとなっています。
小さくても奥が深く、こだわりが詰まった『ミニ盆栽』は、気軽に始められることから、若い人たちにも人気が広がっています。
インスタグラムを使った『盆栽ワークショップ』を行うなど若い世代に “盆栽の世界”を伝えている長崎市の若手植木職人を取材しました。

インテリアとして気軽に “植木の世界” を感じられる

長崎市で先月、販売会が開かれました。
価格は3千円から3万円程度で、気軽に始められるのも魅力のひとつです。

男性客:
「形がかっこいいなと思うのはこれですね。大きい盆栽だとやっぱり庭が広くないといけなかったりとかあるんですけど、こういうものだったら、インテリアとして部屋の中に置けるので。癒されますね、やっぱり」

このミニ盆栽を手がけているのが簗瀬 旭さん(35)です。

ツチンナカキ 簗瀬旭さん(35):
「盆栽って、どっちかというと年配の方のイメージが強いかなと思うんですけども、結構、若い方の関心が今すごく高くなってきているので、興味津々で色んな方に見て頂けている印象はすごくありますね」

簗瀬さんは “植木の里”として知られる長崎市古賀の植木職人です。

もともとは洋服の販売員をしていましたが、11年前、結婚を機に妻の実家で造園業を営む『雄光苑』に弟子入りし、職人の道を歩き始めました。

簗瀬 旭さん:
「面白いとか、自分がこうしたい、これが嬉しいってことを思えるようになったのが、つい最近かもしれないですね。
とにかく一生懸命覚えるっていうこと、勉強するっていうことをずっと10年してきたっていうようなそういう感覚です」