全国ニュースでは、今、東京の認可外保育施設でうつぶせ状態で寝かされていた男の子が死亡したというニュースも大きく報じられています。
去年3月、宮崎市内の認可外保育施設でうつぶせで寝ていた0歳児が死亡した事案について、市が設置した検証委員会の再発防止策に向けた提言案ついて、施設側への提言と市側への提言をそれぞれ見ていきます。

まず、施設側に対しては、「睡眠時の確認の徹底」、「預かるときの確認の徹底」、「職員教育」など5項目の提言を盛り込みます。


特に強調されていたのが「睡眠時の確認の徹底」で、特に0~1歳では、窒息防止などの観点から医学上の理由など特別な事情がない限り、睡眠時はあおむけで寝かせること。

そして、睡眠時の子どもがいつもと同じ呼吸かどうか、顔色は良いか、睡眠チェック表を活用するなどして、手の届く範囲で十分に観察を行うことが何よりも重要であるとしています。

続いて、行政側に対しても5項目です。
職員配置数が守られているか、そして、資格を持っている職員が何人いるかなどの監査を強化することを提言しています。

再発防止につなげるためにも関係者がこうした提言をしっかり生かしていくことが重要です。