プロ野球のキャンプリポート、今回は広島東洋カープです。
去年リーグ2位だった広島は、6年ぶりのリーグ優勝目指しキャンプに励んでいます。

(高橋美苑リポーター)
「今年は『しゃ!』がスローガンの広島東洋カープ。選手たちもがむ『しゃ!』らに練習に励みます」

日南市の天福球場でキャンプを行う広島東洋カープ。

「勝者(しゃ)」になる強い意志と「がむしゃら」に戦う決意などを込めた「しゃ!」のスローガンを掲げリーグ優勝を目指します。

指揮をとるのは、2年目のチーム作りに注目が集まる新井監督です。

(広島東洋カープ 新井貴浩監督)
「シーズン入っても競争は続く。競争していく中でチームが強くなっていけばいい。高いレベルでのポジション争い競争してもらいたい、見せてもらいたい」

キャンプ序盤はあいにくの雨続き。しかし、球場には多くのファンが続々と訪れました。

(ファン)
「今年は1位、優勝期待してます」
「やっぱり本物は違う。興奮する」
「広島東洋カープ頑張れ、しゃ!」

野手陣の注目は、今年、選手会長を務める堂林翔太選手。

練習中には、周囲から「よ!会長!」という声も。

昨シーズン終盤には4番としての起用も増え、チームを長打でけん引。
この日も快音を響かせていました。

(広島東洋カープ 堂林翔太選手)
「昨年もたくさん投手に助けられた部分が多かったので、なんとか勝負強い打撃をして、野手で勝てたという試合を多くしたい。(選手会長としては)しっかり自分のことをやって元気よく引っ張っていきたい」

そして、投手陣の注目は昨シーズン、チーム最多の11勝をあげた床田寛樹投手。
キャンプ2日目にはブルペンに入り、キャッチャーを座らせ気合いの入ったピッチングを見せていました。

そして、昨シーズン、一時は離脱したものの、後半には調子を取り戻し、チームの上位進出に貢献した栗林良吏投手。
こちらも同じくキャンプ2日目にブルペン入りしました。

(広島東洋カープ 栗林良吏投手)
「昨年は1か月離脱しているので、なんとか1年間1軍にいたい。今年は自分が一番投げて、リリーフピッチャーと皆で頑張りたい」

チーム内でのポジション争いもかけたサバイバルキャンプ。
6年ぶりのリーグ優勝を目指した戦いが始まっています。

※MRTテレビ「Check!」2月6日(火)放送分から