宮崎市中心部の高千穂通りは、JR宮崎駅からデパート前交差点までのおよそ700メートルの区間で、宮崎中央郵便局のほか、企業のビルなどが並んでいます。
郵便局に行ったり、アミュプラザみやざきに出かけたりと、通行する人は多い高千穂通りですが、「通る」だけではなく、「居場所」にしようという工事がこれから始まります。
高千穂通りがどう変わるのか取材しました。
歩道にオープンカフェやキッチンカーも可能 通称「ほこみち」へ
宮崎市中心部の高千穂通り。
企業のビルのほか、宮崎中央郵便局やカリーノ宮崎、それに飲食店などが並んでいます。

(廣末圭治記者)
「多くの人が行き交う宮崎市中心部の高千穂通り。この通りが新しい姿に変わります」

高千穂通りににぎわいを生み出そうと、宮崎県と宮崎市などが進めようとしているのが幅11メートルの歩道の有効活用です。
県や市は協議会を立ち上げ、これまで高千穂通りでイベントを開催するなどして人通りの調査や自転車の通行方法の検証などを行ってきました。

こうした社会実験を経て、民間事業者が道路を利用する際の許可を柔軟に認めて歩道の活用を促す国の制度、通称「ほこみち」を新たに導入します。

「ほこみち」の導入で、高千穂通りの歩道にテーブルやいすを置いてオープンカフェとして営業したり、歩道上にキッチンカーを出したりできるようになります。

(宮崎県都市計画課 岡部 章 さん)
「ちょうどこの辺りから歩道の端まで、こちらがオープンカフェなどで利用できる区間になります。そして、ベンチのある辺りまでが歩道として利用していただく区間になります。そして、クスノキを挟んでちょうどこの辺りから、縁石がある辺りまでが自転車道として整備される区間になります」


