小林西高校の野球部で、部員同士のいじめがあった問題についてです。
いじめを受けた生徒の父親が取材に応じ、日常的にいじめ行為があったと主張しました。
小林西高校の野球部で発覚した部員同士のいじめ問題。
学校は、先月18日に、1年生1人が、複数の部員から暴言のほか平手で叩く、足を蹴る、それに物を投げるなどの暴力行為を受けたと公表していました。

これに対し、いじめを受けた生徒の父親は、先月18日だけでなく日常的にいじめ行為があったと主張しました。

(いじめを受けた生徒の父親)
「1回や2回のいじめ行為とか暴力行為とかではないっていうところと、結局、頭をはたかれたとか、平手でたたくとかの問題じゃなくて、金属バットでたたかれて、いすを投げられたり、冷凍食品でたたかれたり、打たれたり、蹴られたりっていう部分と10数人で囲まれてるので、だから、金属バットでたたかれたあざも残っています。診断書もしっかり出ている。それは学校にもしっかりお伝えしています」



このほか、次のように訴えました。
(いじめを受けた生徒の父親)
「雑巾を投げられたり、頭にマヨネーズをかけられたりとか、弱音を一度も吐かなかった人間が飛び出して泣きじゃくって電話がきたので、ただ事じゃないから迎えに行ったら、頭べたべたしいてるし、なんだということで、連れて帰った」

父親の「バットで叩かれた」という主張に対し、学校側は「2年生の部員がバットを振った際に被害生徒の腰に当たった。バットを振った本人も叩いた意識はない。本人が被害生徒に謝罪した」としています。

また、「マヨネーズを頭からかけられた」という主張に対し学校側は、「マヨネーズや水をかけられたことは認識している」としています。


そのうえで、学校側は「再発防止や被害にあった生徒の今後など、できる範囲で精一杯対応したい」としています。