最後の望みは「海岸」

一方、宮崎市ではそうした動きはなく、取材班は、「海岸」に最後の望みをかけて、サンビーチ一ツ葉があるみやざき臨海公園に問い合わせたが…

花火は厳禁と回答があった。

続いて、県の中部港湾事務所に聞いてみると、青島海岸では特に花火の規制はしておらず、市の条例に従うということだ。

気になる市の条例はというと…

(宮崎市環境政策課 鍋島基宏課長)
「花火をルールとマナーを守って行ってもらうために、『宮崎市深夜における花火の規制に関する条例』を設けている。その中で、青島海岸から白浜海岸にかけては、『深夜花火特別対策区域』となっていて、夜の10時以降~翌日の朝6時までの花火を禁止している」

この条例では、青島海岸で午後10時以降のロケット花火や打ち上げ花火などの爆発音を発するものを禁止しているが、手持ち花火をすること自体は禁止していないということだ。

取材班が今週、青島海岸を訪れると花火を楽しむ人たちの姿がみられた。

(渕 雅顕 記者)「花火どうですか?」
(カップル)「楽しいですね」

夏の思い出を彩る「花火」。

制限が多いのは少し寂しい気もするが、この伝統と温かい光景は未来の子どもたちのために残していきたいものだ。

(カップルと一緒に花火をする渕記者)
(渕記者)「夏ですね~」
(男性)「そうですね、夏っていいですね~」