山を下ると、助けを呼びたくても・・・

このほかにも山を下ると、助けを呼びたくても
(1)携帯電話の電波が入らない。
(2)助けを呼ぶ声が、滝などの音にかき消されて、ほかの人に届かない。
(3)捜索のヘリが遭難者を見つけにくくなる
といった悪条件があるということです。

遭難した場合 とるべき行動は

では、遭難してしまった場合は、どんな行動をとればよいのでしょうか。

(宮崎県山岳・スポーツクライミング連盟 新原祐治理事長)
「動けるようであれば、来た道あたりをまた帰って(戻って)、正規の登山道に出るとか、もしそれでもだめなときは、その場にじっとして救助を待つ」


もし、行き先を誰にも伝えていなかった場合は、尾根を目指して登り、電波の通じるところで救助を呼ぶことが大切です。

(宮崎県山岳・スポーツクライミング連盟 新原祐治理事長)
「警察あたりに連絡して、その場から離れると、また、分からなくなるので、その場所からは離れないというのが原則です」