宮崎交通は、県内の路線バスの運賃を、今年10月から値上げするよう、12日、九州運輸局に認可申請しました。
認可されれば14年ぶりの値上げとなります。

宮崎交通によりますと、県内の路線バスの初乗り運賃は現在160円ですが、今年10月1日から、これまでより40円高い、200円に値上げする予定だということです。

宮崎交通では、少子高齢化や人口減少、それに新型コロナ感染拡大の影響により、路線バスの利用客数が年々減少。

さらに、燃料費の高騰や運転士不足による人件費の増加などにより、今後も厳しい経営状況が続くと予想されることから、運賃の値上げに踏み切ることにしたということです。

(宮崎交通バス業務部 國分嘉高さん)
「宮崎県の交通を担う会社としては、宮崎県民の皆様の交通手段を守っていくためにも、この収支の安定をまず確保して、今後宮崎の路線の維持・発展につなげていきたいと思っている」

宮崎交通のバス運賃値上げは、2009年以来14年ぶりで今後、路線の見直しやダイヤ改正などの経営改善の取り組みも実施していきたいとしています。