とっさの判断で人命救助に貢献です。
意識不明となった人に心臓マッサージなどを施した宮崎県延岡市の男性ら3人に消防から感謝状が贈られました。
延岡市消防本部から感謝状が贈られたのは、いずれも延岡市に住む、高須清輝さん(32歳)と川名寿和さん(49歳)、それに、市内にあるコンビニエンスストアの従業員のあわせて3人です。
人命救助が行われたのは今年2月で、川名さんが延岡市内のコンビニを訪れた際、車の助手席に乗っていた40代の同僚の男性が、痙攣を起こしているのに気づき、救急車の要請を依頼。
同僚の男性は、呼吸も心臓も止まっていたため、コンビニの従業員が携帯電話で消防からの指示を伝えながら、近くにいた高須さんが心臓マッサージをするなどして救急車が到着するまでのおよそ7分間、対応したということです。
救助された男性は、心筋梗塞を起していておよそ1か月半入院したということですが、後遺症もなく現在は仕事に復帰しているということです。
(高須清輝さん)
「一緒に(車から)降ろして、下で心臓マッサージをするという状況で。一番は助かってくれたっていうのが、自分の中で一番大きいです」
(川名寿和さん
)「訳が分からないけど、この子助けなきゃいけないっていう気だけでした。本当に皆さんのおかげです」
延岡市消防本部によりますと、処置をしなかった場合の救命の可能性は10%としていて、適切な処置のおかげだとしています。