去年9月、宮崎市の暴力団事務所で幹部が射殺された事件で、殺人などの罪に問われている暴力団組員の男に対し、検察は懲役30年を求刑しました。
起訴されているのは、指定暴力団六代目山口組系の暴力団組員で、愛知県に住む、吉井 誠 被告(64歳)です。
起訴状によりますと、吉井被告は、去年9月、宮崎市の指定暴力団池田組系志龍会の事務所で拳銃を発射し、幹部の男性を殺害したとして殺人などの罪に問われています。
宮崎地裁で開かれた28日の裁判員裁判で、検察側は「計画的かつ組織的な犯行で結果が重大」など指摘し、懲役30年を求刑。
一方、弁護側は、「示談が成立している点や、吉井被告自ら119番通報をしていて情状を評価すべき」などとして、懲役20年が相当と主張しました。
判決は12月5日に言い渡されます。







