3日までにすべての競技が終了した宮崎県高校総体。
今年も数々のドラマが生まれたましたが、今大会で頂点に輝いた選手たちの姿を振り返ります。
(選手宣誓 宮崎日大・福永葉子選手・3年)
「今大会が次の50年に向けて大きな一歩となるよう、感謝の気持ちを胸に精一杯プレーすることをここに誓います」
今年で50回の節目を迎え、「進時代」をスローガンに高校生アスリートが躍動した県高校総体。
男女バスケットボール
(大田愛理リポーター)
「決勝リーグ初日からライバル同士が激突。優勝に大きく近づくのはどちらのチームなのか、注目の一戦です」
バスケットボール競技は、今年も男女ともに延岡学園と小林のライバル対決が事実上の決勝戦となりました。
女子は1点差で迎えた後半、小林が本来の力を発揮。2年ぶりの王座奪還を果たしました。
(小林ゲームキャプテン 平野和々美選手・3年)
「去年インターハイに出場できなかった悔しさがあったので、今までやってきたことをしっかりコート上で表現できた。絶対日本一をとって帰ってくる」
一方、男子は、終始、主導権を握った延岡学園が4大会ぶりの優勝です。
連覇 テニス男子団体・柔道男子団体
続いて、プレッシャーをはねのけ、今年も圧倒的な強さを見せた選手たち。
テニス男子団体戦佐土原が5大会連続優勝。
柔道男子団体は延岡学園が9連覇を達成です。
絆 相撲団体戦
絆でつかんだ優勝も。
相撲の団体戦、創部わずか3年の小林西は、1年生の時から切磋琢磨してきた3人が強さを見せつけました。(団体戦2連覇)
(小林西 下田大樹選手・3年)
「3人で部員は少ないが、全国大会でも小林西の旋風を巻き起こして決勝でも活躍できるように頑張っていく」
(3人)「全国大会優勝するぞ!」
新記録 陸上・女子ウエイトリフティング
今大会では数々の新記録も生まれました。
陸上男子1500m 小林・陣内紫音選手(3年) 3分52秒50・大会新
陸上女子400mハードル 宮崎南・原田エミリー選手(3年) 1分01秒04・大会新
女子4×100リレーでは、宮崎北が県高校記録(46秒29)で優勝です。
また、女子ウエイトリフティングではスナッチで大会新記録です。
49キロ級優勝 小林・押領司 弥岬選手(3年)
スナッチ63kg(大会新) クリーン&ジャーク77kg トータル140kg
55キロ級優勝 小野舞花選手(3年)
スナッチ64kg(大会新) クリーン&ジャーク75kg トータル139kg)
初の頂点 サッカー男子・レスリング男子団体戦
初めて栄冠を手にしたチームもありました。
サッカーの決勝戦、7連覇を狙う日章学園を破ったのは宮崎日大。
(宮崎日大・ゲームキャプテン 大平爽哉選手・3年)
「自分たちが(優勝を)取ろうという強い気持ちでやっていたのでとてもうれしかった。全国ベスト8を目指して一戦必勝で頑張る」
レスリングの団体戦、3年連続で決勝に進んだ都城西。
団体戦は7人制ですが、都城西は部員が6人のため、最初から1敗の状態で、去年の覇者、宮崎工業に挑みました。
幼少期からともに練習してきた3年生の石山・鶴・前原が順当に勝ちますが、宮崎工業も力強い試合を展開。
両者ともに3勝ずつで、勝負の行方は2年生の坂元に委ねられます。
(都城西 坂元大亜選手・2年)
「プレッシャーはあったが僕が最後やるしかないと思って」
プレッシャーに打ち勝った坂元。
都城西が団体戦、初めてのインターハイ出場を決めました。
(都城西 鶴 大和主将・3年)
「去年も一昨年も(優勝は)とれなかった。今年は絶対取ろうという気持ちだったので本当にうれしい。」
4年ぶりの大声援の中、自身の記録、そしてライバルたちと戦い抜いた選手たち。
誇りと自信を胸に次なる大舞台に挑みます。
※MRTテレビ「Check!」6月5日(月)放送分から










