熱戦が続く宮崎県高校総体、弓道団体の決勝戦は、緊張感に包まれる中、優勝校が決まりました。

弓道団体の決勝戦は、雨の中のひなた武道館で行われました。

まず、女子の決勝は、宮崎商業と4連覇を狙う延岡学園の対戦となりました。

団体戦は5人のチームで1人4射ずつ矢を放ち的中した数の合計で競います。
中盤までは、1射差と両者互角の戦いをみせます。

後半、底力を見せたのは宮崎商業。
前日の個人戦で優勝した川崎が4射すべて的中させ、リードを広げます。

一方、連覇を狙う延岡学園は、思うように的を射ることが出来ません。

試合は、宮崎商業が13対10で、4大会ぶりの優勝を果たしました。

(宮崎商業 清水流唯主将・3年)
「あきらめずに努力してきてよかった。自分を信じて、仲間も信じて自分が納得いく射をしっかりとしてから優勝を目指して頑張りたい」

また、男子は、連覇を狙う延岡学園と初優勝を狙う宮崎南が対戦。

宮崎南は2射目で5人全員が成功。
さらに、大野と金子が全射的中させます。

延岡学園も若松が全射的中させるなど接戦を繰り広げます。

わずか1本差で勝利を収めたのは、宮崎南。初のインターハイ出場を決めました。

(宮崎南 押方瑠星主将・3年)
「去年は延岡学園と戦って、一本差で準優勝という形だった。今年は勝ててとてもうれしい。全国大会で優勝を目指していくことで、プレッシャーを押しのけて当てられるようにしたい」