教職員の負担に鳥インフルエンザ・・・

なぜ、動物を飼育する学校は減っているのか?
専門家は次のように分析している。

(大手前大学 中島由佳教授)
「学校での動物飼育は、明治時代から、学校制度ができたときから行われていて、その時から休日などの世話がひとつの課題になっていた。それがずっと解消されないまま、休日や長期休業中の世話を教員がせざるを得なくなり、それがひとつの問題であった」

広瀬北小学校でも週末や夏休みなどの休暇中は、教師が世話をしている。

(廣瀬北小学校・飼育委員担当 谷口里佳教諭)
「休日は職員で担当して、私ともう1人飼育委員の先生がいるが、休みの日にエサをあげたり、長期休業のときには学校の職員で輪番というか、当番でエサをあげたりしている」

(広瀬北小学校 大垣雅史教頭)
「休みのときの飼育であるとか、職員の負担が若干ある部分もあるので、その辺の理解かなと思う」

さらに、近年では、鳥インフルエンザもニワトリなどの学校飼育動物に影響しているという。

(大手前大学 中島由佳教授)
「鳥インフルエンザによって、子どもに触らせないようにして教職員が飼育するようになってから、教職員への負担が大きくなり、飼育が行われなくなったのかな、減少したのかなと考えている」