新型コロナの感染症法の位置付けが、今月8日から「5類」に移行して15日で1週間です。
「5類」への移行によって、感染者数は、全数から定点把握に変わりましたが、感染者が増加した際どのように注意喚起するのか、宮崎県が対応方針を示しました。
新型コロナの感染者数は、「5類」への移行に伴って全数把握から定点把握へと変更され、週1回、毎週木曜日に公表されることになっています。
こうしたなか、河野知事は15日の会見で、今後、感染者数が増加した場合は、県独自の区分で7つの圏域ごとに感染状況を示すと説明しました。
区分では、各圏域ごとに定点医療機関あたりの感染者数が、5人となった場合は黄色圏域。それから10人でオレンジ、20人で赤圏域、50人で紫圏域となります。
県の推計では、県全体が黄色圏域となった場合、直近1週間の人口10万人あたりの感染者数が150人程度になるとしていて、河野知事は、感染状況に応じて県民に注意を呼びかけたいとしています。
(宮崎県 河野俊嗣知事)
「(コロナは)決して終わってはいない、大きく広げることはあってはいけないということを、改めて社会全体で必要に応じて感染状況に応じて警戒を強めたり、通常ベースに戻したりという繰り返しになっていくんだと考えている」
県内では、今週木曜日に「5類」移行後の感染者数の発表が初めて行われることになっています。