高校生の自転車マナーに厳しい声


道路交通法上、「車両」に位置付けられ車道を通行するのが原則となっている自転車。

13歳未満の子どもや高齢者、それに交通状況でやむを得ない場合など例外として歩道を通行できる場合はありますが、街の人からは次のような意見が・・・

(街の人)
「歩いているから僕たちは、そしたら後ろからバーッと来る時があるから、ちょっと危ないと思っています。マナーをちゃんと守ってもらわないといけないですね」
「相当、飛ばす人が多くて怖い。2、3人で横に並んで走っているときとかは困る」



街の人たちが指摘する自転車の運転マナー。

実際、宮崎市中心部で下校時間帯に取材すると、横に並んで歩道を並進する様子に・・。

2人乗り・・。



さらに、スマホを使いながら運転する様子などが見られました。



これらの行為はいずれも法律で禁止されていて、罰則が科せられることもあります。

高校生に自転車の交通ルールを理解しているか尋ねてみるとこんな意見も・・・

(高校生)
「そんなにまだ詳しくわかっていないかなと思います。」

(宮崎県警察本部交通部 池田健二統括官)
「自転車は自動車と違って、特定の講習を受けたりする機会が非常に少ないことで、警察としても学校関係機関と協力して、自転車の交通教育に関する指導を行っているところであります」

高校生の自転車が高齢者をはねる死亡事故も


県内では、高校生が乗った自転車に高齢者がはねられて死亡する事故が、2007年に宮崎市で、2015年に都農町で発生しています。

(宮崎県警察本部交通部 池田健二統括官)
「大きな事故を起こすと罰則や大きな損害賠償を求められる事案がある。事故を起こせば、もちろん、加害者になるので基本的なルール、マナーをしっかり守って運転していただければと思います。」



誰でも手軽に乗れる自転車。

その一方で、危険な運転をすれば、時には人の命を奪うこともある「車両」であることを忘れてはいけません。