ここ最近、キャンプや薪ストーブなどがブームとなり、薪の需要が増えているようです。
こうした中、宮崎県日南市北郷町では薪(まき)づくりプロジェクトが進められています。
地域資源を活用した中山間地域ならではの薪づくりを取材しました。
上質な薪の需要が増えている
都城市にある薪ストーブの専門店。
春の暖かさを感じられるようになってきた今の時期、薪ストーブは少々季節外れ…と思いきや、コロナ禍で家庭に設置する人が増加し、店では1年を通して設置工事やメンテナンス業務などに追われています。

(ヤマカナ 山崎倫子さん)
「この3年くらいでキャンプをしたりとか、お家の庭でたき火をしたりという方たちの層が増えてきた延長で、薪を焚くとかを身近に感じる方が増えてきた。Uターンとか、Iターンとか、県外の方の別荘地とか移住のお家につける案件が増えてきたように感じている」

人気が高まっている薪ストーブ。
さらにキャンプや薪サウナもブームとなり、上質な薪の需要が増えているといいます。

(ヤマカナ 山崎倫子さん)
「(薪は)ちょっと足りないくらいで、乾燥した薪というのが、薪ストーブとか薪サウナに求められる薪の品質」

薪づくりのコツは、中の水分の量、含水量を抑えること
こうした中、始まったのが「薪づくりプロジェクト」。場所は、豊かな森に囲まれた日南市北郷町です。
(NPO法人ごんはる 姫野慈人 理事長)
「並んでいるものはほとんどが、薪ストーブ用の大き目の薪です」


NPO法人ごんはるの理事長、姫野慈人さん。
去年から「薪づくりプロジェクト」をスタートさせました。
(NPO法人ごんはる 姫野慈人 理事長)
「まんべんなく乾燥するように、日が当たる、均等になるように、今、並び替えをしている途中です」

薪づくりのコツは、中の水分の量、含水量を抑えること。
姫野さんたちは、ビニールハウスでしっかりと乾燥させることで、煙が出にくい上質な薪を作っています。
