昨年度、宮崎県内で倒産した企業はあわせて28件で、負債総額は42億円余りとなりました。

東京商工リサーチのまとめによりますと、昨年度、県内で1000万円以上の負債を抱えて倒産した企業は、過去最少だった前年度から8件増加し、28件でした。

このうち、新型コロナウイルス関連は12件と、過去3年間で最も多くなっています。

また、負債総額は、5億円以上の倒産が3件発生したこともあり、前の年度から14億9300万円増加し、42億500万円となりました。

東京商工リサーチでは、今後の見通しについて「新型コロナに伴う実質無利子・無担保の融資の返済開始が今月ピークを迎え、一部では返済の先延ばしも聞かれており、体力を消耗した企業を中心に今年度も倒産件数が増加する可能性がある」としています。