宮崎市の宮崎県総合博物館で、5月5日の子どもの日を前に、よろいとかぶとの展示が始まりました。
ここにあのキャラクターの衣装が一緒に展示され、話題を呼んでいます。
宮崎市の県総合博物館で30日から始まったよろいとかぶとの展示。
飾られているのは歴史ファンに人気の上杉謙信と武田信玄のよろいかぶと。


それに・・・
(観覧者)
「真ん中が一番違和感がありますね(笑)」
「真ん中に1人だけライトセーバーがおる」
「ダース・ベイダーね、スターウォーズのね…なんであるんだろうね???」



SF映画「スター・ウォーズ」に登場するダース・ベイダーのマスクです。

スター・ウォーズの監督、ジョージ・ルーカスは、黒澤明に強く影響を受け、日本文化に興味を持っていたことから、戦国時代のよろいかぶとを基にダース・ベイダーをデザインしたと言われています。

(観覧者)
「日本の伝統的なものが、まさかそういう映画のものになっているとは思わないですね。かっこいい」
「遠くから見たら異様だったんですけど、共通点はあるよね、よく見たら」
「ジョージルーカスさんがまさに国境を越えて日本の文化に興味を持ってくださり、それがこちらにあるのはすばらしいなって思いますね」



(宮崎県総合博物館 河野弘行さん)
「日本の文化が外国に行って、また外国から今度は日本に戻ってきてというふうにして、互いにリスペクトの気持ちを持って、『かっこいいな、美しいな』というものが、実は共通しているようなことを理解してもらうと、今の時代にメッセージになるのかなと思ってます」


上杉謙信と武田信玄、それにダース・ベイダーがコラボした展示は、県総合博物館で4月24日まで行われます。