新型コロナ対策としてのマスクの着用が、13日から個人の判断に委ねられます。
およそ3年間にわたるマスク生活のあり方が、大きく変わることになります。宮崎県内の反応を取材しました。
(渕 雅顕記者)
「きょうからマスクの着用が個人の判断となり、街の人たちにはどのような変化が見られるのでしょうか」
政府は、マスクの着用を13日から、屋内・屋外問わず、個人の判断に委ねることにしています。
街の中では、マスクを外して歩く人の姿も見られました。

(渕 雅顕記者)
「1、2、3、4人ほどでしょうか、マスクを外しています。こちらの組はほとんどの人がマスクをしています。まだマスクをしている人の方が多く見受けられます」
MRTでは、マスク着用のルールが緩和される前と後で、マスクをしている人としていない人の数を調査。
デパート前交差点で、平日の同じ時間に200人を調査したところ、マスクをはずしている人は、先週金曜日が17人だったのに対し、きょうは47人。
増えたものの、まだまだ「様子見」という人も多いようです。

(女性)
「きょうはもう解除ですよね、なので、もういいんじゃないかなと思いまして」(女性2人組)
「(外したのは)きょうからです。リップは色をつけるようにしました、きょうは。屋内ではちょっと様子を見ながらつけようかなと思ってます」
(女性)
「(通勤中は)けっこう歩くので、どうしても(はずす)仕事のときにはつけようかなと思っている」
(男性)
「花粉症もあるのでつけようかなという感じ」
(男性)
「密集だとやっぱりまだ怖い、コロナが」
(男性)
「みんなつけてるから、つけた方がいいのかなと思う」
(女性)
「慣れちゃってるから、自分の顔を見せるのがはずかしい」



こうした中、県庁では…
(宮崎県人事課 池袋克伸さん)
「基本的には、マスクは個人の判断で外す着けるというのは判断していただくことになる」

県庁内も、13日から職員のマスク着用は個人の判断となり、福祉保健部では、マスクを外して仕事をする職員の姿もみられました。

(職員)
「表情が見やすいというのはいい。メリハリをつけて、マスクの着用を自分で判断していきたい」
「3年くらいマスクをつけて生活してるので、着けることに慣れてるので着けてきた」


(宮崎県感染症対策課 有村公輔課長)
「新鮮な感じはする。コロナ禍の象徴的な一日。新型コロナと付き合っていくそういィズコロナの時代が来ているというふうに感じてほしい」

一方、県では、窓口業務や高齢者施設などを訪問する職員については、当分の間マスクの着用を求めることにしています。
マスク緩和の動きは、商業施設でも…
(垣内沙耶記者)
「館内のポスターは、きょうからマスク着用の項目を除いて掲示しています」
宮崎山形屋では、消毒や検温、従業員のマスク着用は引き続き行いますが、来店客のマスク着用は13日から「個人の判断」としました。

13日は、ほとんどの買い物客がマスクを着用していましたが、中には外して訪れた人もいました。
(マスクなしで来店・女性)
「やっぱりマスクを外しても大丈夫かなという判断と、自分自身体調もばっちりなので、きょうから外しました。息がしやすくていい」
(マスクありで来店・女性)
「気持ち的には外してもいいかなって思うけど、やっぱりお年寄りの方とかから見たときに若い人が外してたりすると、ちょっと不安を与えちゃうのかなって思ったりします」


(宮崎山形屋営業部販促課 川俣順司課長)
「今日という日がきっかけになって、お客様が増えているような感触は受けているところではございます。気兼ねなく山形屋に遊びに来ていただけるようになってくれれば、ありがたいかなというふうに思っております」

およそ3年間続いたマスク生活。
「脱マスク」へ向けた節目の1日となりました。