宮崎県知事選挙は、12月8日に告示されます。
これまでに立候補を表明している顔ぶれを確認します。

現職の河野俊嗣氏、前の知事の東国原英夫氏、元参議院議員の横峯良郎氏、西本誠氏が本名のスーパークレイジー君氏のあわせて4人です。


MRTでは、先日、この4人による討論会を開きました。
このうち、今回は、「今回の選挙で最も訴えたいこと」についてお伝えします。
なお、発言は事前に行ったくじ引きの順番となっています。

※各人の発言については、語り口も含めて、できる限りそのままに原稿化しています。

河野俊嗣氏「実績→宮崎再生」

(河野俊嗣氏)
私は3期12年の実績を踏まえて、宮崎の再生を図ってまいります。
知事就任以来、口蹄疫、さらには新燃岳噴火、台風など相次ぐ自然災害、さらには人口減少問題など、困難な課題にも真正面から向かい合い、県政の発展に向けてひたすら取り組んでまいりました。
その結果、インフラ整備の進展、産業の振興など、将来の発展の礎に繋がるような成果が現れ、県政は着実に前に進んでるという手応えを感じております。
しかし、この3年に及ぶコロナ、そして原油高、物価高、そして台風14号災害など、県民の暮らしや経済は大きな影響を受けております。
私は、これまで3期12年の実績、そして国との太いパイプを生かしながら、県民の暮らしや経済を守るため、全身全霊で取り組み、この宮崎の再生を図ってまいります。
そして、安心と希望あふれる宮崎を築いて参ります。

横峯良郎氏「1300円」

(横峯良郎氏)
私はですね、「1300円」です。
この「1300円」とは、何かといいますと、最低時給です。
約1ヶ月前にやっと、最低時給は宮崎県は850円になったんですね。それを1300円にしたいと。
なぜ、こういうことを、「1300円」なのかと言いますと、県人口の100万人の中で、65歳以上の年金を貰ってらっしゃる方々ですね、33万3000人いらっしゃいます。
この方々は年金が、全国平均で、4万5000円なんですね。
で、どうしても生活できないので、アルバイトすると、みんな働いてらっしゃいます。
それは当然です。4万5000円しかないわけですから、平均ですね。
その働く時に900円、今、大体調べてみたら、900円なんですね。
それを1300円にしたいと。

東国原秀夫氏「宮崎を変えんといかん!」

(東国原英夫氏)
宮崎変えんといかん!
そろそろですね、流れを変えんといかんですね。
これからですね、アフターコロナの中ですね、経済の再生は待ったなしですわ。
地方間競争が始まります。
例えばですね、観光客の争奪戦になりますよ。そんな中で、この地方間競争を勝ち抜かにゃいかん。
宮崎のですね、存在感がちょっとですね、あるいは魅力度がですね、あるいは
あの価値観がですね、あれ付加価値がですね、そういったものがちょっとですね、相対的にやっぱ減退してますね。
これをですね、やっぱり全体的な底上げが必要ですわ。
そのためにはですね、発信力、宮崎をですね、県内外、世界にですね、発信する。
もうこれがですね、やっぱり一番重要かなと思っております。

スーパークレイジー君氏「宮崎の未来は若者が決める」

(スーパークレイジー君氏)
宮崎の未来は若者が決める。
私、宮崎県宮崎市出身でございます。2008年ほどから関東、東京、埼玉をずっと生活し、今年の4月頃に帰ってきました。
本当に今までの選挙、今回、女性の候補者も出ておりません。
そして、私が一番最年少ということで、一番近いのは現職の河野知事ということになります。
本当に、何でしょう、宮崎の選挙、4年前は過去最低の投票率33%、そして30万人が選挙行き、60万人が選挙に行かない。
なので、宮崎の未来は若者が決めるということは、今後、皆さんが、今の子供たちもいずれ大人になり、そういう方たちが背負っていかなきゃいけない。
そのためには、若い方も訴えていく必要があると、そういうことを掲げて出ております。
コロナ後初の選挙となりますので、今回は、若い声の代表という気持ちで戦っていきたいと思います。


(スタジオ)
この討論会は、経済対策、雇用対策、新型コロナ対策などについても、それぞれ、お話いただいています。
今度の県知事選挙の投票先を決める材料の一つにしていただければと思い、収録しました。

宮崎県知事選は、12月8日告示、25日に投開票が行われます。

※MRTテレビ「Check!」12月2日(金)放送分から