街の活性化につなげようと、宮崎大学の学生が宮崎市の中心市街地で商店街の現状や課題について聞き取り調査を行いました。
この取り組みは、宮崎市錦本町にオープンした宮崎大学の「ひなたキャンパス」をきっかけに初めて実施されたもので、地域資源創成学部の3年生およそ70人が参加しました。
学生たちはグループごとに宮崎市の中心市街地の商店街、「若草通り」と「ハイカラ通り」の飲食店や衣料品店などの事業者に、商店街の現状や課題について聞き取り調査を実施しました。
(宮崎大学地域資源創成学部 久保田菜々心さん)
「若者が増えても、安全な商店街や中心市街地という街づくりが必要だと感じた」
今回、授業を行った杉山智行教授は「ひなたキャンパス」の経済波及効果は年間でおよそ12億6000万円にのぼると試算しています。
(宮崎大学地域資源創成学部 杉山智行教授)
「(街と大学の)物理的な距離が近くなったわけなので、(学生が)街中を訪れることが大事。今度は心理的な距離を近めようということがあるので、そういったチャレンジの一つ」
杉山教授は、「ひなたキャンパス」について、「知の拠点としての機能強化がさらなる経済効果を拡大させる」としています。