宮崎県内のレギュラーガソリンの平均小売価格は、1リットルあたり186.6円と、4週連続で値下がりしました。
22日からは、政府による補助制度が始まります。

21日、発表された県内のレギュラーガソリンの平均小売り価格は、1リットルあたり186.6円で、前の週に比べ1.6円値下がりしました。

価格が下がっている要因について、石油情報センターは「今月上旬の原油価格の値下がりが影響している」としています。

こうした中、政府によるガソリン価格の引き下げが22日から段階的に行われます。

政府は、これまで、レギュラーガソリンが1リットル当たり185円の基準価格を超えないよう補助金を支給していましたが、22日からはこの基準価格を廃止。


まず、はじめの1週間で、全国の小売価格が5円下がるように補助する措置を行い、その後は、買い控えを防ぐため、1円ずつ段階的に下げて最終的には10円引き下げるとしています。

石油情報センターによりますと、ガソリンスタンドでは、現在、仕入れている在庫が販売されているため、順次、補助分が価格に反映されるということです。

新しい「政府の補助制度」とは

政府による補助制度は、すぐさま10円下がるというわけではありません。
これは買い控えや急に需要が増えるなどの混乱を防ぐ狙いがあります。

1リットル当たりの価格が185円とした場合、政府は、22日からの1週間でまずは5円下がるように補助を出します。

その後は、毎週1円ずつ段階的に補助を拡大していきますが、原油価格の変動によって補助額10円に達するタイミングは変動しそうです。

レギュラーガソリン価格が175円程度になれば、およそ3年前、ロシアによるウクライナ侵攻直後の水準まで引き下げられることになります。